中国生活style

中国現地の病院へ初めて行きました~

      2015/06/15

 

前日の夜中に39度まで熱が上がり一夜明けました。

「一晩休んだから熱も下がっただろう」という淡い期待のもとに熱を測ったところ39度のままじゃありませんか!!!!!

まずい、人生最大の大ピンチ・・

・・とまでは行きませんでしたが、薬を飲んでも全然効いている様子はなかったので腹をくくって病院へ行くことにしました。

使った交通手段はヘリではなくタクシーですw(初乗り区間)

ここからは病院編です

どんな病院へ行くべきか?-正直悩みました。大怪我や手術が必要な類の場合は、その都市の中で一番大きくて信頼の置ける病院へ行くのがセオリーですが、たかが熱ごとき(インフルエンザかも)で行くのも面倒です。

なおかつ大病院は人が多いのでそれだけでも疲れますし、順番待ちが長くて待っている間にHPが0になる恐れもあったので、近所にある中規模程度の病院に行くことにしました。

まずはインフォメーションへ

病院の入口付近にインフォメーションがあります。そこで「高熱が出て死にそうだ」という点と日本人であることをパスポートを見せてアピールします。

すると、正面向いの”挂号 gua4hao4″という受付カウンターを紹介してくれます。そこでパスポートを元にして自分の個人情報と「高熱が出て死にそうだ」と再びアピールします。

ここで診察券らしきものを作ってくれます。番号札みたいな印刷されたものも同時に渡されます。ここままで手数料の数元を払います。

次は診察へGO!

次は発熱外来へ-こんな時期だったからなのか、発熱外来は人っ子一人しかいませんでした。発熱外来の先生は中高年の女性でした。いかにも経験を積んだ中医という印象の先生です。

コチラが日本人であることを知るとゆっくりと質問をしてくださり、一通り答えることができました。その後血液検査をすることになりました。ここからが病院内を周り歩かなくてはならないので大変かと思いきや・・

外来の先生が看護師の助手さんを紹介してくれて、あとは全てその方が私を案内してくれました。

中国でまさかのステキな対応

血液検査は並ばずにOK-最初に血液検査をしたのですが大勢人がごった返しており、各列に15人くらい並んでいる状況でした。

発熱外来だったおかげか列を並ばずに採血をしてもらうことができました。明らかに列の割り込みだったのですが、看護師の助手さんが一緒だったので誰も文句をいう人はいませんでした。(私も具合悪そうにしていましたがw)

その後は会計を済ませて薬のオーダー、それから注射室に連れてゆかれました。まさかこんな歳のおっさんになってお尻に注射を打たれることになるとは思いも寄りませんでした・・

その後もう一度発熱外来に戻りました。血液検査の結果など総合して分かったのは「咽頭炎ですね」との事。

実は咽頭炎でも急激な熱の上昇が見られるようです。鏡で自分の喉を見るとやっぱり大きく赤々と晴れています。インフルエンザじゃなくて良かった。

その後点滴室という所に連れ行かれました。ここでは点滴を2本打たれておしまいです。恐らく抗生剤と消炎剤などを打たれたのでしょう。

これで1日目はお終いです。2日目は点滴を打ちにだけ来ました。

結局どうなったのか?

病院に行った時に熱が39.3度あったのが12時間後には熱が35度台にまで下がりました。「この点滴効きすぎてるんだけど、本当に大丈夫かよ?」と思いましたが熱も下がったので良しとしましょう。

お医者さんからもらったお薬は3種類です。

・まずは熱冷まし(説明は省略)

・次は漢方の”蓝芩口服液”(飲み薬です)
蓝芩口服液

ちっさいストローで飲むのですが、何とも苦い苦い。漢方薬を凝縮した味でした。食後に1本2日間飲みました。

・最後はこちらも漢方の”清开灵分散片”です。
清开灵分散片

こちらも漢方薬だったので、まずいまずい。水牛の角とか入っているので効くのかもしれません。

正直もらった薬がどのくらい効いたのかは私にも分かりません。確かに言えるのは点滴が威力を発揮したということです。何せ12時間で4度も体温が下がったのですから。

今回の検査や医療で見たところ注射針などを使い回している様子は全く見られませんでした。これだけ中国でHIV患者が多いと、もうさすがに怖くて使えないでしょうね。

最後にお金の話ですが、全て自費で400元以下という結果でした。

これが高いのか安いのは分かりませんが、すぐに熱も引いてくれて体調も回復したので安かったのでしょう。何年後かに副作用が出ないことを祈るばかりです・・

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