中国生活style

急性気管支炎になった場合の私の対処法

      2020/08/19

 

先日うちの家族が風邪を引いたのですが、こじらせてしまい気管支炎になってしましました。その時の対処法をメモで残しておきます。

少し前に寒い日があってから「のどが痛い」と言い出したので市販の薬を飲んでいたのですが、37度台の熱も出てきてその後小康状態だったのですが、夜に深い咳が出るようになってしまい気管支炎だと判明しました。

本人は「病院には行きたくない」と言うことだったので何とか薬で治らないかとあれこれ思案することになりました。

この記事で言及されているのは中国で販売されている市販薬に関するものです。下記の情報はごく個人的なものですが、実行される場合は自己責任でお願いします。

中国で流通している気管支炎の薬を探す方法

色々と調べてみると3種類の抗生物質があることが分かりました。
・セフェム系-最も一般的
・ペニシリン系-幅広い感染症に用いる
・マクロライド系-ペニシリン系が使えない時に使う

この中で安全性や適応症が広いのがセフェム系と言うことがったので、セフェム系で気管支炎に効く薬はないかと探してみました。

中国の薬の知識はほどんどないので、まずは日本で一般に使われている気管支炎の薬を探し当てて、該当する薬のアルファベットを使って中国の検索エンジンに掛けてみました。

すると全く同じ(多分)薬が見つかりました。
头孢克肟胶囊

【头孢克肟胶囊 (CEFIXIME CAPSULES)】
50mg×10個=16.8元(250円くらい)毎回の使用量は成人で100mgで、1日2回服用なので大体2日間使える計算です。

头孢克肟胶囊のカプセル
中身は普通のカプセル状になっています。

次は痰切りの薬

同じ要領で去痰剤(痰の切れを良くする薬)を探しました。ムコダインという薬がそれに該当することを知っていたので同じ容量で調べると案の定見つかりました。

羧甲司坦

【羧甲司坦(Mucodyne)】
こちらは3元(45円)とウソのような値段だったのですが、私が調べたものと完全一致したので買ってみることにしました。

羧甲司坦の中身

12錠入っていますが、毎回2錠×1日3回の服用なので2日間使えます。

補足:薬局で聞いたところ、どちらの薬も連続服用期間は最長で1週間とのことです。

服用した結果は?

一時期よりも深い咳が出なくなりホッとしています。咳の出る頻度と夜間の咳が緩和されてきたので、我が家の場合は薬の効果があったのでしょう。どうやら偽薬ではなかったようです。

余談として:病院で気管支炎と判断するためにはまず肺炎の可能性を否定しなければなりません。レントゲン検査や聴診によって肺炎でないことを確認してから気管支炎との診断がなされます。

抗生物質は細菌には効果があるがウイルスには聞かないようです。ウイルスというのはインフルエンザや風邪症候群による感染のことを指します。しかしウイルスによる風邪の2次感染で細菌感染も引き起こすこともあるようです。

日本に住んでいると医者に行って薬をもらってお終いですが、自分で調べてみて色々と勉強になりました。

 - 中国生活