中国生活style

中国は羊と貝の国

      2015/06/16

 

日本に住んでいた時には私も都市生活者だったのですが、色々な所で中国人に会いました。一口に「中国から来た」と言ってもあれだけ広大な地域なので、どこから来るのかによっても文化や考え方が異なることがあります。

私が会った中国人の中で一番多いのは福建省から来る人でした。(wikiによると在日中国人の中でも福建省出身は第三位)ちょっと顔の彫りが深くて訛りの入った中国語を話します。

なぜ福建省から日本に来る人が多いのでしょうか?

私なりに分析した結果、中国人の中でも自分が元々所属していた地域性が関係しているのかと思います。

羊の国-中国とは?

以前に人から「中国は羊と貝の国」というのを聞いたことがあります。

「羊」というのは内陸部の人々を指し、素朴で穏やかな気質の人たちです。一般的に言って北方の人のほうが物事をよく考えると言われています。

例えば内モンゴル自治区の人々は(特にモンゴル族)牧羊をしながら生活をしていた民族です。全体的に緩やかな時間の中で生きてきた人々が多く、その名残が今でもあるのでしょう。

貝の国-中国とは?

海岸に貝
もう一つの「貝」ですが、これはお金を表します。つまり中国の海岸地帯の人は漁や貿易によってお金を稼ぐこと中心で商売上手が多いです。

一例として浙江省にはの温州商人というのがいて、莫大な富を築き上げている人々で有名です。

つまり、中国の沿岸部はお金に対する意識がかなり強いのでしょう。福建省も海岸沿いなので同様ですね。出稼ぎ先が中国の大都市部ではなくわざわざ日本にまで来て生活する人のほとんどは「金儲け」です。

やはり日本にくるのはそれなりの理由があるのだと思います。

心の中に二種類を合わせ持っている

注意が必要なのが一人の人の中にも『羊と貝』の2種類が介在していると言われています。付き合う上でどちらのものを引き出すかはコチラ次第なのかもしれません。

もちろん13億以上いる人口に対して一括りにしてしまうのはステレオタイプ的なのであまり同意出来ないですが、人が時折のぞかせる内面の一部なので覚えていも悪くはないでしょう。

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