中国のカドミニウム米問題について
2015/06/15
少し前にテレビを見ていたところ、こんな報道がなされていました。
私たちが思っているよりも食品汚染は進んでいるようですね。
躲避”镉大米”难道靠运气?duǒbì gé dàmǐ nándào kào yùnqi
画面のテロップには「カドミニウム米に当たらないのは運なのか?」と揶揄しています。このニュースの趣旨は基準を超えるカドミニウムの米が流通していることを指摘しています。
カドミニウムというのは日本でも高度成長期に工場排水の垂れ流しによって発生したイタイイタイ病の原因になる物質で、中国では既に同様の病気が発症しているようです。
大きな問題なのは最近広東省で調査をしたところ、半数近くの米や加工品から基準値を上回るカドミニウムが検出されたということです。中国の南方では米粉を使った麺が一般的なので、かなりの数の食卓に上がっていることになります。
今まで色々な食品に対する警鐘が鳴らされてきましたが、遂に米にまで来たか・・という印象です。
これはあくまでも個人的な見解ですが、こういった偽造系の問題は上海周辺や広東省周辺に多い気がしてなりません。目先の利益を重視する企業が問題の発端となっているのは間違いないでしょう。
今後はタイ米でも食べようかな・・