長期休暇のまとめ~高速道路編~
2015/06/15
今回の国慶節の休みは大型連休になったそうです。政治的な問題もあっただけでなく、今回から国が関係するお休みは全国の高速道路が無料になることもあって、中国の国民大移動となりました。
中国は近年の経済発展により急速に中流階級の人たちが増えています。まずは家を買い、車を手に入れたら次はレジャーに走るので、車を所有している人のほとんどは遊びに出かけたのではないでしょうか。
いつ高速道路の料金を通常に戻すのか?
高速道路の無料は日付で変わるので日本人の感覚だと「0時00分」で変わると思いますが中国は違いました。「0時10分」で切り替わったのです。
テレビを見ていたところ、「0時00分」で切り替えると必ずゴネる人がいるそうで、そういった問題を回避するために10分ずらしたそうです。なかなか賢いですね。
【以下は中央電子台の画面です】
中国の高速道路の料金所の写真です。テレビのインタビュアーが12時10分過ぎに料金所を通過した人に「どんな気持ちですか?」とわざとらしい質問をするのですが、意外とドライバーは冷静です。
皆が「まぁ問題ないよ」と落ち着いた回答をしていました。こんな場所で怒ったら全国ネットで恥を晒すようなものですからねw
日本との違いについて
ちょっとした事なんですけど、日本との違いを感じさせる出来事でした。恐らく日本の場合は「10分」の時間を統計を取ってどのくらいのドライバーが通過するかを測り、費用対効果を計算して実施しそうです。
12時丁度を回ったら基準となる電波時計でも見せられて「これが正確ですよ」とか言われてしましそうですが、中国は違うようですね。
一方中国のやり方だと「大雑把」な印象を受けますが、ちょっとだけ時間が過ぎたドライバーが「ゴネる」可能性が高いのだと思います。
料金所でゴネられると、運行に障害が出てヘタをすると追突事故の原因にもなりまねません。賛否両論あるのかもしれませんが、今の中国の現状に即したやり方であることは間違いなさそうです。